診療科目のご案内
>> トップページ >> 診療科目のご案内 >> 人工関節置換手術とは

人工関節(膝・股関節)

人工関節は、コバルトクロム合金やチタン合金などの金属やセラミック、プラスチックから作られています。
患者さんは体内に金属を埋め込むことから抵抗感が大きい様ですがMRIなどの撮影も可能であり、個人差はありますが、それほど差異はないと思われます。人工関節は、体内に埋め込むことから「インプラント」と呼ばれています。
下肢の人工関節の耐久性は20年程度と言われておりますが、仮に人工関節が破綻したほとんどの場合でも、人工関節の入れ替えは可能です。
人工関節には様々な種類がありますが、患者さんの骨の状態などにあわせて種類や大きさを選んでおります。

人工関節置換術

人工股関節

人工股関節は、一般的に金属製の大腿骨側のステムと骨頭・骨盤側のカップ、骨頭とカップの間に入る超高分子ポリエチレン製のインサートが組み合わさって構成されております。

人工股関節
人工股関節 人工股関節
術前 術後

人工膝関節

人工膝関節は、金属製の大腿骨側のコンポーネントと脛骨側のコンポーネント、その間に入る超高分子ポリエチレン製のインサートで構成されています。必要応じて膝蓋骨のコンポーネントも置換します。
膝の痛んでいる部位や程度によって、膝関節の内側または外側のどちらか一方だけを置換する人工関節もあります。

人工膝関節
人工膝関節 人工膝関節
術前 術後

人工関節形成術

極度に痛んだ関節の一部を取り除いて、人工物で置き換える手術で、以前は人工関節置換術とも言われておりました。他の治療法と比べて、痛みを取る効果が確実に大きいのが特徴です。
これまでは股関節・膝関節を中心に人工関節形成術が行われてきましたが、近年は肘や肩・足の各部位にも適応されることが多くなってきました。
ここでは股関節・膝関節の人工関節について説明したいと思います。
一般的に、これら2つの人工関節の寿命は20年程度と言われています。(色々な意見がありますが、10年で95%、20年で85〜90%もつと言うのが一般的です)
ひとつの人工関節が破綻した場合(多くは骨との間で緩む、或いは人工物の擦り減り、細菌が関節に入る(いわゆる感染))でも、ほとんどの場合は入れ替えが可能です。

対象疾病は、変形性膝関節症や関節リウマチがほとんどで、年齢的には60歳以上というのが目安ですが、病気の進行が早い場合は30歳〜40歳での手術も考えられます。
人工関節形成術
  • 適応について
    1. 痛みが強く、歩行制限が顕著な場合
      1〜2町しか歩けない、夜寝ていても痛むなど
    2. 関節の動きが著しく狭くなってきた場合
    3. レントゲン検査で、関節の軟骨が擦り減り、骨同士が直接ぶつかっているような場合
  • 効果について
    1. 痛みの顕著な改善
    2. 他の関節への負担軽減。腰の痛みや悪い姿勢(股や膝の関節痛の為、このような症状が合併することがあります)の改善が期待できます。
    3. 日常生活動作が楽になり、下肢筋力のアップにもつながります。
以上、人工関節の良い点を主に述べましたが、この手術は関節痛に対する最終手術のようなものです。手術自体も決して負担の少ないものではありません。
薬物療法やリハビリテーションなどで痛みの改善が見られない時に、初めて手術対象になります。
整形外科医と十分な話し合いをし、家族の方とも話し合ってから手術を受けるのが良いでしょう。

人工関節形成術 人工関節形成術 人工関節形成術